こんにちは、萌の会です。
1月10日に初釜を行いました。
初釜は、普段のお稽古とは違う場所を借りて
行うこともあります。
今年は、文京区役所の和室です。
こちらの和室、区役所の地下にあるんですが
蹲(つくばい)もあり、本格的。地下にいることを
忘れてしまうくらいです。
この日は全員着物。
色とりどりの着物が目にも鮮やか。
お正月らしい床飾りに気持ちが高まります。
炭を使った飾りは、先生のお手製。
準備も終わり、ご挨拶のあと、先生が亭主となりお濃茶。
茶碗は、初釜のときだけお目見えします、嶋台茶碗です。
嶋台茶碗は、内側が金のものは高台が五角形で鶴を表し
内側が銀のものは高台が六角形で亀を表すそうです。
本来は重ね茶碗ですが、少人数のため、今回は鶴の
茶碗を使いました。
先生のお点前を拝見できる貴重な時間です。
お菓子は、花びら餅です。
ごぼうと味噌あん。めずらしい組み合わせだなと
思っていましたが、新年の行事に由来するんですね。
羽二重餅から透ける薄紅色も春らしい菱葩(ひしはなびら)は、
そのはじまりを平安時代に持つと伝えられます。
新しい一年の始まりに猪肉や押し鮎、お餅といった固いものを
噛むことで長寿を祈った「お歯固め」の儀式は『源氏物語』に
も見られる朝廷の新年行事です。この「お歯固め」が時代と
ともに簡略化され、押し鮎に見立てた牛蒡をお餅でつつむ
菱葩となりました。
「暮らしとお菓子」たねやより引用
今年もお稽古の様子やお茶に関する情報をお届けしたいと
思います(^o^)/