学生茶会

こんにちは、萌の会です。
昨日は、母校のお茶会に行って参りました。

毎年会場となる場所が変わります。
今年は、神宮外苑の絵画館でした。

お茶会のテーマは、温故知新。
濃茶と薄茶の二席あったのですが
それぞれ濃茶席が温故(ふるきをたずねる)で
薄茶席が知新(あたらしきをしる)の趣向でした。

濃茶席は、11月19日の宗旦忌の取り合わせで、
軸には「夢」。
(夢の中では、故人にも会うことができることから)
お菓子は、銀杏餅。
(裏千家には、三代宗旦が植えたとされる銀杏があり
宗旦忌では、銀杏を羽二重餅でくるんだ
銀杏餅が供されるそうです)

太市さんの銀杏餅、楊枝で切ると
こし餡と銀杏が、夜空と月のようにも見えて
とても美しい景色のお菓子でした。

一方、薄茶席。
学生さん達が先生と相談して考えたという創作点前。
二人の亭主が向かい合わせに座り同時にお茶を
点てるという面白い趣向でした。
一人は、通常は大炉で行う逆勝手のお点前を
しています。
柔軟な思考の学生ならではの発想力。
知新というテーマがぴったりの楽しい席でした。

聞けば、現在の部員数は約50名。
特に勧誘をしなくてもキャンパス内の
ポスターを見て新入生が入部するそうです。
若い方の中で、茶道が活気付いてきているようで
とてもうれしく思いました。

年に一度、学生時代の友人や先輩、お茶の先生に
会えるお茶会。
茶道部に入ってよかったと毎年しみじみ思います。

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